ホンダコレクションホールの企画展。

日本にF1ブームが巻き起こった1990年前後のレーシングカーが集められていました。 

当時はハイテクと言っていても、今から見ればアナログだった時代。

V8、V10、V12エンジンが混在していても、どれでも勝てるチャンスがあった時代。

様々なデザインのマシンが登場し、ドライバーの差も如実に出るのが当たり前だった。


四半世紀が経ち、マシンだけでなく戦略まであらゆるデータが収集、分析されるようになった現在。

同じ規定のエンジンを使い、デザインも制限されてマシンの差は少なくなるはずなのに、勝てるチームは一握り。

マシンの信頼性は格段に向上し、突然のトラブルリタイヤというドラマも滅多に見られなくなった。

技術の進化が逆にレースを退屈なものにしてしまうのは、モータースポーツの難しいところだなとしみじみ思う。


【フォトギャラリー】 マクラーレン・ホンダMP4/5Bの写真はこちら

【フォトギャラリー】 ティレル・ホンダ020の写真はこちら

【フォトギャラリー】 ローラ・無限T94/50の写真はこちら

160520_1

160520_2

160520_3